企業動向

unbanked、金連動コイン事業から撤退へ Kinkaの請求期限は10月30日

unbankedが、金価格に連動する暗号資産Kinkaの事業を廃止し、関連3法人を清算する方針を開示しました。Ethereum版の買取・金地金への交換請求は10月30日17時が最終期限です。

閉じたオフィスのガラス扉と無地の金属コインで事業終了を表したイメージ
イメージ(AI生成)。実際の出来事や製品画面を撮影した写真ではありません。

この記事のポイント

  • 金連動コインKinkaの事業廃止と関連3法人の清算を決議。
  • Ethereum版の買取・金地金交換請求は10月30日17時まで。
  • 法人清算は2027年3月末までの完了を予定。

ネットワークと手続きで異なる期限

対象開示された予定
Ethereum版10月30日17時に買取・金地金交換請求の受付終了
回収したEthereum版決済完了後に焼却し取扱いを廃止
Cardano版販売実績なし。10月中に発行分を全量焼却予定
関連3法人11月から順次、2027年3月末までに清算予定

対象は金連動の暗号資産事業

unbankedは10月16日、海外子会社などを通じて行ってきた暗号資産事業を廃止し、関連する3法人を解散・清算する方針を適時開示しました。対象は金地金を裏付けとして発行していたKinkaの事業です。上場会社自体を清算するという発表ではなく、既存事業と対象範囲を分けて読む必要があります。

会社は、販売が当初想定した規模に届かず、今後の採算確保も難しいと判断したと説明しています。これは会社自身が示す撤退理由です。今回の開示を、金価格に連動するコインすべてが成立しない証拠や、ほかの発行者への評価へ広げることはできません。

Ethereum版とCardano版で扱いが異なる

Ethereum上で発行したKinkaは、10月30日17時(日本時間)を買取請求と金地金への交換請求の最終受付期限としています。決済が完了した後に回収分を焼却し、取扱いを廃止する予定です。期限は単なるニュースの掲載日ではなく、保有者の請求に関係する日時として示されています。

一方、Cardano上で発行したKinkaについては、販売実績がないとして、10月中に既存発行分をすべて焼却する予定です。同じ名前のコインでも、発行ネットワークと販売状況によって処理の説明が異なります。自分の資産がどちらの対象なのかは、名称だけで決めず、保有先と公式の案内で照合する事項です。

関連3法人の清算は来年3月末までを予定

解散・清算の対象には、Kinka(BVI), Ltd.、一般社団法人ゴールド基金、合同会社ゴールドマネジメントが挙げられています。手続きは11月から順次進め、2027年3月末までの完了を予定しています。コインの取扱いを終える時期と、法人の清算が完了する時期は同じではありません。

会社は業績への影響を軽微と考え、清算費用を数百万円程度と見込む一方、公表すべき事項が生じれば知らせるとしています。今後の実施状況や請求の手順は、個別の続報で確かめる必要があります。今回確認したのは会社が公表した終了計画であり、請求処理や清算がすでに完了したという報告ではありません。

出典・参考資料

内容は確認日時点の資料に基づきます。利用条件や今後の日程は、リンク先の最新の案内もご確認ください。