ミームコイン

PEPEは原作者の公式コイン? 公式サイトの注意書きを読んでみた

見慣れたカエルの絵でも、原作者公認とは限りません。PEPEの公式サイトは原作者との関係を否定し、利益への期待についても明確な注意書きを置いています。

カエルのレリーフのPEPEコインと背景の利用条件書類を組み合わせたイメージ
イメージ(AI生成)。実際の出来事や製品画面を撮影した写真ではありません。

この記事のポイント

  • PEPEの公式サイトは、原作者Matt Furie氏との関係を否定している。
  • 「取引税ゼロ」は、Ethereumのガス代や個人への課税がゼロという意味ではない。
  • 公式の注意書きでは、経済的な利益への期待を前提にしない娯楽目的と説明している。

「税金ゼロ」で混同しやすい費用

言葉この記事での区別
トークンの取引税PEPE公式サイトがゼロと説明する項目
Ethereumのガス代ネットワークの計算処理に対する費用。ETHで支払う
交換サービスの費用トークンの取引税とは別に関係する
個人の所得への課税PEPE公式サイトの「税金ゼロ」が説明する対象ではない

カエルの作者が発行したコイン、ではない

PEPEの公式サイトは、Matt Furie氏や同氏が生んだPepe the Frogとの関係はないと明記しています。キャラクターへの敬意を表したトークンだという説明です。よく知る絵が通貨の名前や宣伝に使われていることと、その原作者が発行や運営に参加していることは別の話になります。

この注意書きは、画像から受ける印象だけでプロジェクトの関係者を判断しないための手掛かりです。「原作者のコイン」と紹介する投稿を見掛けた場合は、誰が何を発表したのかまで確かめる必要があります。この記事で確認した公式ページからは、原作者の関与や公認を主張することはできません。

「税金ゼロ」は、売買コストがゼロという意味ではない

サイトはPEPEのトークン上の取引税をゼロと説明する一方、購入案内ではETHとウォレットを使う手順を示しています。ここでの税という言葉は、個人の所得に対する課税の説明ではありません。また、取引税がゼロでも、ネットワークや交換サービスに支払う費用まで消えるわけではありません。

Ethereumの公式解説では、ガス代はネットワーク上の計算処理に対する費用で、ETHで支払うものと説明されています。PEPE側の取引税とEthereum側のガス代は、徴収する仕組みも目的も違います。手数料の一部分を示した短い表現から、最終的に受け取れる枚数や支払総額まで判断しないことが大切です。

大量の供給枚数と、利益を約束しない説明

公式サイトに掲載された供給量は420兆6,900億枚です。枚数が大きいと1枚当たりの価格は小さく見えやすくなりますが、その数字だけで通貨全体が割安だとは分かりません。同じ金額で何枚持てるかと、プロジェクト全体をどれほどの価値で評価しているかは、違う見方です。

さらにサイトは、内在的価値や経済的な利益への期待を前提にしない娯楽目的のミームコインだと説明し、正式なチームやロードマップもないと記載しています。ページ内の段階的な宣伝文句を、開発期限の付いた製品計画として扱うのは無理があります。カエルの知名度、短期の人気、開発や利益の約束を一つにまとめず、実際に書かれた範囲を読む必要があります。

出典・参考資料

内容は確認日時点の資料に基づきます。利用条件や今後の日程は、リンク先の最新の案内もご確認ください。