ステーブルコイン

Kaia、10月21日からJPYCを報酬プログラム対象に 「1対10」は利回りではない

Kaiaが貢献報酬CRの対象にJPYCを追加する予定です。JPYCを置くだけで報酬が決まる仕組みではなく、KAIAのステーキングも条件。同日に予定する焼却との違いも見ました。

円の金属コインと透明な目盛りのある器具を並べた報酬制度のイメージ
イメージ(AI生成)。実際の出来事や製品画面を撮影した写真ではありません。

この記事のポイント

  • JPYCの対象追加は10月21日開始のEpoch 4から予定。
  • 同じウォレットでKAIAをステーキングする条件もある。
  • 1対10は貢献の認定基準で、報酬倍率や利回りではない。

混同しやすい三つの数字

表示・処理意味
1対101米ドル相当の貢献認定に必要な10 KAIA
JPYCの換算期間平均価格でUSDT相当額を算出
初回焼却Epoch 1の未配分分を10月21日に処理予定
Epoch 2の焼却11月に実施予定

JPYCの追加は、次の計算期間から

Kaia DLT Foundationは10月14日、貢献報酬プログラムCRの対象資産に、日本円ステーブルコインJPYCを加えると発表しました。適用は10月21日から始まるEpoch 4を予定しています。従来はUSDTが対象でしたが、円建て資産の利用も貢献の認定に組み込む方針です。

基準となるのはブロック高230,342,400で、発表では10月21日午前9時40分ごろを見込んでいます。時計上の時刻は目安です。また、開始前の期間に預け入れたJPYCへさかのぼって適用しないと説明しており、対象期間をまたぐだけで過去の残高に報酬が付くわけではありません。

JPYCの残高だけでは条件を満たさない

CRでは、指定プロトコルへのステーブルコインの預け入れと、同じウォレットでのKAIAのステーキングが必要です。発表の1対10という数字は、ステーブルコイン1米ドル相当の貢献を認めるために10 KAIAを要するという基準。報酬が10倍になる、年利が10%になるという説明ではありません。

JPYCは円を基準とするため、Oraklというオラクルが算出する期間平均価格を使い、USDT相当額へ換算するとしています。円の数量、ドル換算した貢献額、配られるKAIAは別々の数字です。為替や条件で必要数量も変わるため、一つの比率から受取額を計算することはできません。

未配分分の焼却は、参加者への追加配布と違う

同じ発表では、使われなかった報酬の初回焼却を10月21日に予定しています。対象は最初の精算期間Epoch 1の未配分分で、Epoch 2の未配分分は11月に焼却する計画です。二つの期間について確定した数量を合算しても、その全量を10月21日に処理するという意味にはなりません。

焼却は未使用のKAIAを流通に加えないための処理で、利用者のJPYCを焼く説明ではありません。報酬の条件と供給の管理を分けて見ると、発表の読み違いを減らせます。実施結果は予定だけで判断せず、今後公開するという取引記録や月次運用報告で確かめる情報です。

出典・参考資料

内容は確認日時点の資料に基づきます。利用条件や今後の日程は、リンク先の最新の案内もご確認ください。