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ステーブルコイン送金の73%が米銀行の営業時間外 Coinbase調査、集計条件に注意

Coinbaseが紹介した調査は、銀行が休んでいる時間のドル移動に焦点を当てています。73%という数字は人数でも小売決済の割合でもなく、条件を絞った送金額の比率です。

夜の窓辺で、青いドル記号のコインとアナログ時計を並べたイメージ。
イメージ(AI生成)。実際の製品、施設、出来事を撮影した写真ではありません。

この記事のポイント

  • 73%は米国の銀行営業時間外の送金額比率。
  • 対象は2026年7月末までの12カ月。
  • アドレス数は利用者数と同じではない。

今回の発表を読むポイント

項目確認できる内容
時間帯の集計米国銀行営業時間の内外
対象期間2026年7月31日までの12カ月
除外1ドル未満、自己送金、発行・焼却等
注意点時間帯分析には自動取引が含まれる

73%という数字の意味

Coinbaseが10月20日に紹介したThe Block Pro Researchの調査は、ドル建てステーブルコインの利用時間を取り上げています。一定条件で抽出した送金額の73%が米国の銀行営業時間外に動いたとしています。

人数の73%が使った、あるいは日常の買い物の73%がステーブルコインになった、という結果ではありません。送金額の時間帯別分布を示す数値です。

集計期間と除外対象を見る

時間帯分析の対象は2026年7月31日までの12カ月です。1ドル未満の送金、自己送金、発行や焼却などを除外した一方、自動取引は含むと注記されています。

調査には別の定義で調整した取引額も登場します。同じ資料内でも指標ごとに除外条件が違うため、一つの注記をすべての数字へ広げないことが大切です。

銀行の窓口と受取人の利用可能時間

ブロックチェーン上の送金時刻が広がれば、時差のある相手へ資金を動かす選択肢は増えます。一方、現地通貨に換える工程や銀行口座への着金時間まで、同じ速度になるとは限りません。

そのため、送信側の処理完了と、受取人が実際に使える状態になる時点を分けて見る必要があります。調査の時間帯データだけで、各国の送金サービスの品質を一律に比較することはできません。

アドレスと人数を混同しない

資料はステーブルコインの保有アドレスも取り上げていますが、一人が複数のアドレスを使う場合や、一つの保管先に複数人の資産が集まる場合があります。アドレス数はそのまま利用者数にはなりません。

また、将来の成長計算や経済効果の試算は実現済みの結果とは別です。今回の記事では送金時刻の観測と集計条件に絞り、市場全体の将来規模を確定値として扱っていません。

出典・参考資料

内容は確認日時点の資料に基づきます。利用条件や今後の日程は、リンク先の最新の案内もご確認ください。