ミームコイン

DOGEに発行上限がないのはなぜ? 「無制限」でも一度に増えない理由

DOGEは発行を終える時期を定めていません。ただし、好きな量を一度に増やせる仕組みではなく、時間ごとの発行量にはルールがあります。

柴犬のレリーフが刻まれた金色のDogecoinを大きく写したイメージ
イメージ(AI生成)。実際の出来事や製品画面を撮影した写真ではありません。

この記事のポイント

  • DOGEは発行終了日を設けていないが、期間ごとの発行量にはルールがある。
  • 公式解説では年間の発行を約50億DOGEとしている。
  • 追加枚数がほぼ一定でも、総供給に対する増加率は徐々に小さくなる。

枚数と割合を分けて読む

指標DOGEの説明
最終的な発行上限発行を終える時期を定めていない
年間の追加枚数公式解説では約50億DOGE
総供給に対する増加率総供給が増えるにつれ低下。発行自体が止まるわけではない

上限がないのは「発行を終える時期」

DOGEの説明で出てくる「発行上限なし」は、誰かが思い付くまま大量発行できるという意味ではありません。Dogecoinの公式FAQは、ブロック、日、年という単位では発行量に限りがあり、発行の終了日を設けていない点が上限のある通貨との違いだと説明しています。

ここを省いて「いくらでも増える」とだけ言うと、供給のペースが伝わりません。見るべきなのは、最終的な枚数の上限と、一定期間に新しく増える枚数の両方です。前者が決まっていないことと、後者に規則がないことは同じではありません。

増える枚数が同じでも、増加率は小さくなる

公式のインフレ解説は、年間の発行を約50億DOGEとして紹介し、総供給に対する増加率は時間とともに低下すると説明しています。毎年の追加枚数がほぼ一定なら、比較する元の総数が大きくなるほど、追加分の割合は小さくなるからです。これはDOGEの値上がり率ではなく、枚数の増え方の話です。

単純な例では、100枚に10枚を加えると増加率は10%、200枚に同じ10枚を加えると5%です。この例の数字はDOGEの実際の供給量ではありませんが、枚数と割合を混同しないためには役立ちます。増加率が下がっても、新規発行そのものが止まるわけではありません。

発行はマイナーの報酬にもなっている

発行を続ける理由について、公式FAQはマイナーへの支払いとネットワークの安全性を挙げています。新しいDOGEの発行は、単に枚数を増やすための独立した仕組みではなく、取引を記録するネットワークを維持する設計の一部だという説明です。

ただし、この設計を理解しただけで将来の価格は決まりません。買いたい人の数、実際の利用、売買できる市場の状況などは別に動きます。「上限がないから必ず下がる」「増加率が下がるから必ず上がる」のどちらも、供給の説明から飛躍した見方になります。DOGEの話題を読む際は、仕組みの事実と価格への予想を切り分けておくと読み違いを減らせます。

出典・参考資料

内容は確認日時点の資料に基づきます。利用条件や今後の日程は、リンク先の最新の案内もご確認ください。