通貨解説

BNBのバーンは二つある 四半期のAuto-Burnと手数料連動の違い

BNBには、価格やブロック数で決まる四半期のAuto-Burnと、ガス代の一部を焼却する仕組みがあります。供給量の減少を読む際の違いを整理します。

二つの光源を背景にした金色のBNBコインのイメージ
イメージ(AI生成)。実際の出来事や製品画面を撮影した写真ではありません。

この記事のポイント

  • BNBのバーンには、四半期のAuto-Burnと手数料連動の仕組みがある。
  • Auto-Burnは、BNB価格やBSCのブロック数などに基づいて計算する。
  • ドル換算額だけでは焼却枚数の増減は分からず、数量と対象期間を揃えて比べる。

二つのバーンの違い

方式タイミング数量に関係するもの
Auto-Burn四半期ごとBNB価格、BSCのブロック数など
リアルタイムバーンブロックごとBSCのガス代の一部。取引活動に連動

Auto-Burnは、四半期の計算に基づく処理

バーンは、通貨を以後使えない状態にして供給から取り除く処理です。BNBの公式説明では、Auto-Burnによって総供給量を段階的に1億BNBへ減らす設計が示されています。四半期ごとの数量は、BNBの価格とBNB Smart Chainで作られたブロック数などに基づいて計算されます。

ここで注意したいのは、取引所の売上や利益を、そのまま現在の計算式と思わないことです。公式資料は、Auto-Burnを中央集権型取引所のBinanceとは独立した仕組みと説明しています。古い方式の紹介や古い式を見かけた場合には、記事の時期を確かめる必要があります。

手数料からのリアルタイムバーンは別に動く

もう一つは、BSCのガス代の一部をブロックごとに焼却する仕組みです。BEP-95として紹介された方式で、ネットワーク上の取引活動に結び付いています。四半期の集計を待つAuto-Burnと違い、取引手数料の処理の中でBNBが取り除かれます。

2021年の提案資料は、焼却割合をガバナンスで調整可能なものとして説明しています。その後の2026年の公式報告にも、手数料連動のバーンが記載されています。初期の提案ページにある割合やネットワークの状態を現在値として固定せず、実装後の案内と区別して読むことが必要です。

同じ「何ドル分を焼却」でも、比較の基準を揃える

公式の実施報告には、BNBの数量と、その時点のドル換算額が並びます。ドル換算額は市場価格にも左右されるため、大きい数字だけでは前回より多い枚数を取り除いたとは判断できません。対象の四半期、BNB建ての数量、処理の種類を先に揃えると比較しやすくなります。

また、BSCは更新でブロックの生成頻度が変わっており、2026年7月の報告は、Auto-Burnの考え方を保つため計算のパラメーターを調整したと説明しています。過去のブロック数を単純に当てはめて将来量を決めつけることはできません。バーンは供給側の処理であり、それだけで利用の増加や市場価格の上昇を確かめたことにもなりません。

出典・参考資料

内容は確認日時点の資料に基づきます。利用条件や今後の日程は、リンク先の最新の案内もご確認ください。